つくば市「つくばインクルーシブマルシェ」にスタッフとして参加してきました


はじめに

こんにちは!インターン生の佐久間です。

今回は先日11月15日(土)つくば市の幸和義肢研究所さんで行われた「つくばインクルーシブマルシェ」に運営スタッフとしてとして参加してきました。

このイベントは、インクルーシブスポーツの体験や、地元・茨城産の食材を使ったマルシェ、キッチンカーなどを通じて、多様な人々が交流し、共に楽しむことを目的として開催されました。当日は幸和義肢研究所の方々をはじめ、筑波大学の学生、地元茨城の農家さんや市内の飲食店などのご協力をいただき、大盛況の賑やかな1日となりました。

「食」と「スポーツ」を通じた共生体験

イベントでは、幸和技師研究所の方々のご協力による、実際の社会で車いすを使用する際に障壁となる、段差や砂利道を再現したコースを使用した車いす体験、幸和義肢研究所内の本格的なスケートパークを使用したスケートボード体験や、筑波大学の学生さんの協力によるインクルーシブスポーツ「ボッチャ」など、盛りだくさんなコンテンツが用意されました。 また「食」の分野でも、茨城県内で採れた新鮮なトマトやネギなどの野菜販売が行われました。キッチンカーエリアでは、CafePic&Nic’sさんが地元つくばの野菜をふんだんに使用したサンドウィッチを提供し、ヨシムラミートさんは茨城産のお肉を使った名物のホルモン煮込みや串焼きを販売するなど地元の食材が盛りだくさんの料理を提供いただき、地元の味覚を楽しむ参加者の笑顔が多く見られました。

 

体験から気づく「社会の障壁」と可能性

今回の運営を通じて特に印象的だったのは、子供たちが車いす体験を通じて見せた「学び」の姿勢です。 幸和義肢研究所さんの協力により、段差や砂利道など、実際に車いすを使用する際に障壁となる箇所が再現されたコースが設置されました。多くの家族連れが来場される中、子供たちが実際にその不便さを体感することで、車いす操作の大変さや、街なかに潜む障壁について真剣に考える姿がありました。 ただ楽しむだけでなく、実際の体験を通じて現代社会に残る課題に気づき、共生社会への理解を深めるきっかけを提供できたことは、このイベントの大きな意義だと感じました。

まとめ

今回は初回の実施でしたが、つくば市内の方をはじめとして多くの方にご来場・ご体験いただくことができ、今後の「インクルーシブマルシェ」の大きな可能性を感じる一日となりました。イベントを通じて得られた気づきやつながりを大切にし、今後もこうした共生社会を目指す取り組みに積極的に関わっていきたいと思います。