本日は幸和義肢研究所さんにて、初めて車いすに乗りました。タイヤの隣についている箇所を自分で動かして進むことができ、機動性が優れていて驚きました!これまで車いすは人に押してもらうイメージだったのですが、今回実際に乗ってみてかなり自由に動くことのできるツールなのだと理解しました。
しかし砂利道や段差などがある屋外で乗りこなすためには技術が必要であり、そもそも初心者の私には真っ直ぐに進むことすら難しかったです。最初に屋内で乗った際には初めてでも操作ができる!と思ったのですが、フローリングとアスファルトで全く動かしやすさが違いびっくりしました。障害のない人が普段気に留めない箇所(道の凹凸や傾きなど)であっても、車いすを使っている方にとっては大きな問題になるのだと実体験を通して学びました。
写真左側の段差を乗り越えるためには「キャスター上げ」というタイヤの前側を挙げる技術が必要でした。他のインターン生に実演してもらったのですがうまくバランスを取らないとひっくり返りそうで、最初はマットを敷いて練習するそうです。今後の研修を通して、キャスター上げなどの屋外の道でも移動できる技術を身に着けたいと思いました!
そして幸和義肢研究所社員の寒郡さん(写真前方右)は、車いすの乗りこなしはもちろん、車の乗り降りなども1人でスムーズにやっていらっしゃいました。何の問題もなく生活していらっしゃいそうな印象でしたが、お話を伺うと車いす用の幅が広い駐車場が不可欠だったり広めのお手洗いが必要だったりと、考えるべき点が多いことがわかりました。車いす用駐車場の幅が広いのは、車の大きさが違うからではなく(車の外見は一般的だったので見た目から違いはわからなかったです)乗り降りの際に車いすを置くための場所が必要だからだということも初めて知り勉強になりました。
これまで「バリアフリー」という言葉を聞いても「段差を少なくすれば良いのかな」という程度の認識にとどまっていたのですが、自分で実際に車いすに乗る経験をしたことで些細に思える凹凸や道幅などにも配慮する必要があるのだと理解しました。
また車いすへの印象も大きく変化し、障害がない人も楽しめるアクティビティになり得ると感じました!
今後車いすを乗りこなせるように練習を積んでいきたいです。
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